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ワックス掛けの適切な頻度とは?
こんにちは!『美しい住まいをつくる、おそうじ専門家』 コットン田中です♪
「フローリングのワックス掛けは、どの位の頻度で行えばいいのでしょうか?」というご質問も、よくいただきます。
おそらく、艶が無くなってきたら、ワックスが無くなってきていると思われる方もいらっしゃると思いますが、
ワックスは、そう簡単にはなくなりません。
特に、土足ではない、日本の住宅においては、なかなか無くなりません。艶が無くなるのは、表面に細かなキズが付くことで、光の反射が均一でなくなるからです。
なので、半年に一回とか頻繁にかける必要はありません。
一般的な生活であれば、年に一回程度で充分だと思います。
逆に、きちんと汚れを取り除かずに、ワックスを塗り重ねると、ワックス自体が汚れを抱え込み、塗れば塗るほど汚らしくなってしまうこともあります。
艶は出るので、不気味な黒光りが増してしまいます^^;;
正しいワックスの塗り方。
ワックスを塗るには、専用のワックスモップがあります。ホームセンターでも手に入ると思いますが、ちょっと高いし、難しいです。
ちなみに、フローリングシートとセットになっている簡易的なのもありますので、ご自身でされる場合は、これで充分かと思います。
塗り方としては、奥の方から手前に塗っていくのですが、ムラにならないように、出来るだけ小さな範囲に区切って塗るのがいいと思います。
注意点としては、寒い時期(12~2月)と、暑い時期(6~9月)は避けて頂いた方が良いです。
寒い時期は乾燥に時間が掛かり、密着不良を起こしやすいですし、
暑いと、すぐに乾いてくるので、ムラになりやすいのです。
今はちょうどいい気候かも知れません。直射日光が当たるお部屋は、カーテンなどで日差しを遮って施工して下さい。
あと、最大のポイントは、ワックスを塗る前に、しっかり綺麗にするという事です。汚れが残ったままの床に、ワックスを塗ると、黒っぽく変色してくる原因になります。
洗剤で汚れを綺麗に落としてから、水拭きでしっかり拭き上げてください。
おススメの洗剤は、これです^^(床以外にも、色んなとこで安心して使えます。)
ワックスがけの要らない床
最近のフローリングは、ワックス不要のタイプも多く、ワックス掛けをしなくていいものも増えてきました。
艶有りタイプと、艶なしタイプがあるので、”艶なしタイプ”だと、見た目では判断が難しかったりします。
何故、ワックスが必要ないかというと、汚れが付きにくいようなコーティングがされてるからです。
フロアコーティングも増えてきましたね。
特殊な溶剤で、ワックス(アクリル樹脂)よりも長持ちして、変色もしにくいので、高価ですが新築時に施工する方も多いようです。
10年目には、綺麗なワックスを☆
上記でも述べましたが、ワックス(アクリル樹脂ワックス)は、ホームセンターなどにも売ってますし、ご自分でかけられる方もいると思いますが、
長年、塗り重ねたり、年数が経ってくると、汚れを抱き込み、黒ずんできたり、ワックス自体も変色してきます。
10年ぐらい経つと、一度私たちプロにお任せいただき、スッキリ、綺麗に塗り直すのもおススメです^^
塗り重ねたワックスを剥がすのって、かなり大変ですし、専用の機材が無いと、フローリング自体を傷める可能性もあります。
手に負えないな。。。と感じたら、無理せずご相談くださいませ。
施工事例
ちょっと画像が分かりにくいですが、先日の施工事例です^^
比較的、綺麗にお使いでしたが、20年ほど経つので、また、お孫さん(赤ちゃん)が来られるようになったので、一度徹底的に綺麗にしたいとの事でご依頼いただきました^^
キッチン前は、やはり汚れやすいですね。
かなり明るい印象になりました☆
画像は加工してません。かなり明るい印象に変わりました!リビングダイニングです。
ワックスの必要性
コーティングなどがされていない、フローリングや床材には、やはりワックスを掛けておいた方が良いです。
フローリングではありませんが、ワックスを掛けてないと、どうなるかという事例を紹介いたします。
ワックスの目的は、コーティング同様、汚れや傷からフロア材を保護することです。
このようなクッションフロアですが、元々は・・・
こんなに真っ白だったんですね^^;
別角度から。
ワックスで保護されていると、汚れも落としやすく、メンテナンスが楽になります。逆に、ワックスや、何も表面が保護されていない状態ですと、汚れを落とすのが大変です。
あまり塗り重ねすぎると、ワックスが変色して汚らしくなってしまいますが、メンテナンス性を考えると、やはり適度に保護してあげる必要性があります。
まとめ。
・ワックス掛けは、年に1回程度で充分。
<ご自身で施工する場合>
・一気にやろうとせずに、少しの範囲を区切って、施工する。
・寒い時期(12~2月ごろ)、暑い時期(6~9月頃)は避ける。
・塗る前の洗浄を、しっかり行う。
・10年以上経ったり、黒ずんで来たらプロに相談する。